すぐにでもお金を借りたい
実際にすぐにでもお金を借りたいという人は、お金に困っている人であることは間違いありません。そうなると、銀行や消費者金融会社に融資の申込みをすることになるのですが、実際に銀行などの金融機関や消費者金融会社などの貸金業者はお金に困っているといった人に好印象を持たないのです。
それはどうしてかというと、お金に困っているということは、お金の持ち合わせがないということです。それは現在お金に困っているわけではなく、それがこれからも続いていくのでしたら、仮にお金を融資したにしても返済能力がないのでは?と思えるからです。
お金がない人に融資をするのが、銀行や消費者金融会社の務めであるように思えるので、お金に困っている人に融資をしないというのも矛盾している様に感じますが、銀行や消費者金融会社の立場から考えると、お金に困って返済能力の無い人にお金を融資しても返済してもらえないのでは?という疑念が出てくるのです。ですから、あからさまにお金に困っているという人には融資をしないかもしれません。
もっとも、融資の申込みをするのは誰でも自由です。満年齢で20歳以上であれば、誰でも銀行カードローンや消費者金融会社のカードローンに融資の申し込みができます。しかし、融資の申し込みをしたからといってすぐにお金を貸してくれるわけではありません。お金を借りるにしても審査があるのです。その審査に通らないとお金を借りることはできないのです。
この審査基準が銀行カードローンは厳しいです。誰でも銀行の金利は、消費者金融会社の金利よりも低いことを知っています。同じお金で価値も一緒ですから、どこで借りてもお金はお金と考えると、銀行で借りるのが一番ということになります。そういった中で銀行もどんどんお金に困っている人に融資をしているのかというとそうではないのです。
銀行カードローンの審査基準が厳しいのは、口座開設者から預金を預かっているのが大きいです。その預かり金が銀行カードローンの原資になっているのですから、貸し倒れに遭うわけにはいかないと思うのも当然です。
また、銀行カードローンは一頃はメガバンクのカードローンを中心に、即日融資やスピード審査を売りにしている時期がありました。お金がすぐに欲しいときに重宝するサービスだったのですが、今はそういった即日融資といった文言を見ることはできません。それはどうしてかというと、即日融資ができなくなったからです。
というのも、不正融資防止のため、警察庁の調達で、融資の申込者を警察庁のデータベースで紹介しなくてはいけなくなったのです。これは過去の犯罪履歴などの調査も含まれるのだと思いますが、照会した情報が即日に回答されるわけではなく、翌日以降となるので、必然的に銀行カードローンは即日融資ができなくなったというわけです。
あるいは、前述したように銀行カードローンの審査は厳しいです。正社員のような安定した収入のあるひとではないと、銀行カードローンの審査に通ることは難しいでしょう。
なぜ、非正規雇用の人やパートアルバイトの人は銀行カードローンの審査に通らないのかというと、それは収入の問題もあるのですが、もっと重要なことは、雇用の保証です。正社員は雇用が保証されているので、向こう何年にわたっても、収入が変わることはありません。終身雇用が崩れたといわれて久しいのですが、それでも依然として正社員は雇用が保証されているのです。
反対に非正規雇用の人やパートアルバイトの人は雇用が保証されていません。保証されているにしても1年がせいぜいでしょう。そこを銀行は返済能力として見ているということですね。
銀行カードローンの融資を受けることができない人は、どこからお金を借りたらいいのかというと、やはり消費者金融会社になるでしょう。消費者金融会社のカードローンは銀行カードローンの融資を受けることができない人の受け皿的な存在になっているのは間違いありません。
そして、銀行カードローンよりも使い勝手のよい消費者金融会社のカードローンを優先的に利用している人も少なくないのです。金利はどうしても消費者金融会社のほうが高くなります。これは、消費者金融会社が貸金業者として、融資をすることしか収益の道がないからです。そのため、どうしても金利を高くする必要がありますし、貸し倒れのリスクを金利を高くすることで少しでも回避しようとしているのです。ですから、消費者金融会社のカードローンのサービスは総じて銀行カードローンよりもよくなっています。
特に初回に限りですが、30日間の無利息期間があるのも嬉しいサービスと言っていいでしょう。審査基準が低いといっても消費者金融会社全体の中で、カードローンは審査基準がもっとも厳しいものとなっています。なので、過去に延滞履歴のあるような人でしたら、審査に通ることはないでしょう。それだけ、返済に対して延滞をするということは、契約不履行ということになるので、融資する側としては重く見ているのです。
いずれにしても、銀行カードローンの融資を受けることができない人は、消費者金融会社のカードローンに頼るしかありません。この消費者金融会社のカードローンですが、アコムやプロミス、レイクにアイフル、モビットといった大手消費者金融会社と一部の中小消費者金融会社でしか取り扱っていません。ですから、消費者金融会社のカードローンを利用するといっても、選択肢はかなり限られると考えてほうがいいですね。
カードローンにこだわらないのでしたら、消費者金融会社は2,000社近くありますから、その中から借りやすい消費者金融会社を選ぶといいでしょう。大手消費者金融会社はこの2,000社近くある消費者金融会社の中の数%に過ぎないということです。
取扱額はものすごいものがありますが、カードローンを刈り続けていると数社しかないので、すぐにカードローンの利用も滞ってしまうことでしょう。そうなると、後は頼りになるのが中小消費者金融会社や街金ということになります。中小消費者金融会社の中には業容が大きく、カードローンを取り扱っている中小消費者金融会社もあります。ですから、大手消費者金融会社で借りることができないということであきらめる必要はないのです。
中小消費者金融会社や街金は、あまり知名度が高くないので不安になる人も少なくないでしょう。しかし、大手のカードローンと違って審査基準も甘く借りやすいところがほとんどです。ですから、意外と気軽に借りることができるのが中小消費者金融会社や街金のローンなのです。