リフォームローンの金利の相場
リフォームローンの金利は金融機関により異なり、毎月変わる可能性もあります。金融機関によってはインターネット上で公開していない場合もあり、金利の相場の把握や比較が難しいのが現状です。
公開されているリフォームローンの金利や相場などについて、詳しくご紹介していきます。
リフォームローンの金利の相場
2017年12月現在インターネット上で公開されている、各金融機関のリフォームローンの金利をご紹介いたします。
イオン銀行
スーパーリフォームローン 固定金利 2.5%
SBIネット銀行
リフォームローン 固定金利 3.475~4.475%
三菱東京UFJ銀行
ネットDEリフォームローン 変動金利 2.875%
三菱東京UFJ銀行
スーパーリフォームローン(窓口受け付け専用) 変動金利 2.975%
みずほ銀行
みずほ銀行リフォームローン(変動金利) 変動金利 3.975%
みずほ銀行
みずほ銀行リフォームローン(固定金利 10年以下) 固定金利 4.25%
りそな銀行
りそなリフォームローン 固定金利 4.475%
千葉銀行
ちばぎん住まいのリフォームローン 変動金利 2.7%
横浜銀行
横浜銀行リフォームローン(インターネット申し込み) 変動金利 2.8%
京都銀行
住宅リフォームローン(変動金利) 変動金利 2.675%
京都銀行
住宅リフォームローン(固定金利5~10年) 変動金利 2.8%
どんな金融機関の金利が低いのが
銀行のリフォームローンの金利をピックアップしてみると、この順番で金利が安いことがわかります。
- ネットバンキング
- 地方銀行
- 都市銀行
窓口対応を手厚く行っている金融機関は金利が高く、インターネット銀行のように窓口対応の手間がない金融機関は金利が低い傾向があります。
固定金利と変動金利はどちらが金利が低いのか
固定金利と変動金利を比較してみると、変動金利の方が金利の変動というリスクを背負う分低い金利が設定されています。固定金利はずっと一定の金利で支払うことができますが、若干高めの金利設定となっております。
最安値の金利とは
各金融機関のリフォームローンの金利を比較してみると、最安金利は2.5%程度が目安といえます。また、リフォームの内容や申込先の金融機関との取引の状態によっては、金利が割引されることもあります。最大で1%以上金利が優遇されることもありますので、是非注目してみましょう。
金利が優遇されるポイントは、以下のポイントとなります。
- エコリフォーム
- バリアフリーリフォーム
- 耐震リフォーム
- 住宅ローンの残高有り
- 口座の保有
など、様々な金利優遇ポイントがあります。金融機関により金利が優遇されるポイントは違いますので、あらかじめチェックしてご利用しましょう。

いかがでしたでしょうか。
これらの金利の情報を参考にして、どの金融機関が良いのかを選んでみましょう。金利は返済額に大きくかかわるので、細かくチェックすべき基本の項目となります。
リフォームローンの金利の相場|固定金利と変動金利どっちがいいの?
リフォーム金利には、固定金利と変動金利の2つがあります。リフォームローンの金利の相場と一緒に考えるべき重要なポイントといえば、固定金利と変動金利のどちらを選ぶかです。
リフォームローンの金利は固定金利と変動金利どちらを選ぶべきなのか、詳しくご紹介していきます。
変動金利とは
変動金利というのは、期間ごとに金利の数値が見直される金利システムです。金融機関の多くでは、半年ごとの見直しで変更を採用しています。
また、一般的には5年間は返済額が一定となるシステムを採用しており、変わった場合でも最高で1.25倍までしか増えないようになっています。
金利は、下がる場合もあれば増える場合もあります。金利が下がることで返済額が減り、金利が上がることで返済額が増えます。
変動金利のメリット
- 金利が低くなる場合があり、その場合は返済額が少なくなる
- 固定金利よりも金利が低い
変動金利のデメリット
- 金利が変わるので返済額が多くなるリスクがある
- 金利の上昇が続く場合がある
- 返済額が一定の期間ごとに変更となるので、返済の目途が立てにくい
変動金利は、金利の未来の動きを見据えることができる人にオススメの金利です。
固定金利
固定金利は、借入れの際に一定の金利額に決定し、一定の金利をプラスした支払い金額を払っている流れとなります。
契約の際に毎月の返済額や総返済額が決まるので、返済計画が立てやすいのが大きなメリットです。変動による金利が増えるリスクを背負わず済むので、見通しを立てて安心して支払いをしていくことができます。
固定金利のメリット
- 金利が一切変わらない
- 一定の支払い金額となるので支払いの目途が見えやすい
固定金利のデメリット
- 変動金利より金利の設定額が高い
- 世の中の情勢が良くなっても金利に変化はない
安定した支払い方法で返済していきたい方に、オススメの金利となります。

いかがでしたでしょうか。
リフォームローンは借入期間が長くなり、その長期間の間では家族の状況や他のローンのご利用などの変化がある可能性もあります。金利を選ぶ際は、金利の相場ばかりをチェックするのではなく無理なく返済していける金利プランを検討するようにしましょう。
リフォームローンの金利の相場|担保の有無の選択
リフォームローンの金利の相場は、担保の有無により異なります。一般的には無担保のリフォームローンが人気がありますが、有担保型と無担保型どちらの方が金利が優遇されて利用しやすいのでしょうか。
リフォームローン担保の有無について、ご紹介いたします。
リフォームローンの金利の相場は担保の有無により異なる
リフォームローンの金利の相場は、担保の有無により異なります。有担保型の方が、無担保型よりも金利が安価となります。
有担保型と無担保型は、このような内容となります。
有担保型
リフォームローンを借りる際に、担保を設定するタイプです。担保があるので、住宅ローンのような多くの融資額を受けることができます。
しかも金利も低く、支払い面も便利です。担保への審査時間がかかるので、審査には多少の時間がかかってしまいます。また、担保の状態によっては担保と出来ない場合もあり、その場合は融資を受けることができない場合もあります。
無担保型
リフォームローンを組む際に、担保の設定をしないタイプです。担保への審査がないので、審査時間が短いメリットがあります。融資額は少なく、金利も高くなってしまいます。
また、担保の内容は、保証人を立てる人的担保と物件や土地を担保とする物的担保の2つの担保の種類があります。
有担保と無担保の選び方
有担保と無担保は、どちらを選択すると良いのでしょうか。それは、リフォームローンの利用の仕方により大きく異なります。
有担保がオススメの場合
- 大がかりなリフォームを行い費用を多く捻出したい場合
- 担保にできる不動産を持っている場合
- 低い金利でご利用したい場合
無担保ローンがオススメの場合
- 審査をすぐに通過したい場合
- 小規模なリフォームの場合
- 少ないリフォーム費用で良い場合
- 自己資金を支払える場合

いかがでしたでしょうか。
リフォームローンには様々な種類があり、金利やシステムも様々です。金利の低さだけで選んでも、担保の設定が自由にできずご利用しにくいリフォームローンもあります。リフォームの規模などに合わせて、担保が必要なのかどうかも良く考えて検討するようにしましょう。
リフォームローンの金利の相場と住宅ローンの金利はどっちが安い?
リフォームの際には、住宅ローンを使うこともできます。リフォームローンの金利の相場と住宅ローンの金利の相場とでは、どちらが安いのでしょうか。
リフォームローンと住宅ローンの金利の相場や、リフォームの際に知ってほしいポイントをまとめてみました。
リフォームローンと住宅ローンはどちらもリフォーム資金に利用できるのか
リフォーム工事の際には、リフォームローンと住宅ローンのどちらも使うことができます。ただし、住宅ローンの場合は条件があります。
住宅ローンというのは、住宅物件の購入の際に利用できるローン商品です。しかし、住宅物件購入とリフォームを同時に行う場合に、リフォームの工事費用にも充てることができます。住宅リフォーム単体の資金には、住宅ローンをご利用することはできません。
建売住宅や中古住宅購入の際にリフォームを行う場合、そのリフォームの費用にも住宅ローンを充てることができるのです。
金利の相場はどちらが低いのか
金利の相場は、このような内容となります。
リフォームローン
リフォームローンの金利の相場は、2.5~4%台が相場となっております。
住宅ローン
2019年1月現在の金利の相場は、このような金利相場となっています。
- 固定金利3年:0.390%~
- 固定金利5年:0.500%~
- 固定金利10年:0.590%~
- 変動金利:0.447%~
- フラット35・全期間固定金利:0.700%
リフォームローンと住宅ローンを比較すると、圧倒的に住宅ローンの方が低い金利となります。
リフォームにオススメなのはどちらのローンなのか
リフォームローンと住宅ローンのどちらがおすすめローンなのかは、リフォーム工事の内容と規模によります。
住宅購入後にリフォームを行う場合は、住宅ローンの方が借入額が高いのでオススメです。リノベーションや大がかりの改修工事も、住宅ローンであれば借入額が多く金利も低いので、便利にご利用いただけます。
住宅の購入がなくただリフォームを行う場合は、リフォームローンのご利用となります。金利は住宅ローンよりも高く契約期間は短くなってしまいますが、住宅ローンよりも甘めの審査でのご利用ができます。

いかがでしたでしょうか。
リフォームローンの金利の相場と住宅ローンの金利は住宅ローンの方が低いですが、住宅ローンはご利用に制限があります。住宅を購入後にリフォームを行う場合は、住宅ローンの方が好条件ですのでオススメとなります。
リフォームローンの金利の相場をさらに下げるポイントとは
リフォームローンというのは、金利の相場をさらに下げることができるポイントがあります。
どのようなポイントがさらに金利相場を引き下げるのか、詳しくご紹介していきます。
エコリフォーム
エコにつながるリフォームを行った場合、設定されている金利よりもさらに下げることができます。
このようなリフォームがエコと判断され、金利を下げることができます。
- 太陽光発電工事
- エコ給湯機の設置(エコキュートやエコジョーズなど)
- 断熱工事
- 自然素材を使ったリフォーム
エコリフォームの場合は、住宅ローン減税の減税制度を受けることもできます。
バリアフリーリフォーム
バリアフリーのリフォームを行うことにより、金利を下げることができます。
このようなリフォームがバリアフリーと判断され、金利の引き下げへとみちびきます。
- 床や敷居の段差の解消
- 手すりの取り付け
- 洋式便器への取り替え
- 手すりの取り付け
- 浴室を安全な設備へと取り替え(ユニットバスなど)
- 引き戸にリフォーム
- ホームエレベーターの設置
など、一般的にバリアフリーと判断されるリフォームが該当します。
耐震リフォーム
耐震リフォームとは、地震に強い家つくりのためのリフォームです。リフォームにて建物の耐震性能を上げて、地震に負けない建物とします。
耐震リフォームは、このようなリフォームを行っていきます。
- 建物の構造部の耐震補強
- 基礎の改修工事
- 屋根の重量の低下(屋根を軽くして精神力を高める
など、これらの耐震・制震リフォームを行っていきます。
住宅ローンの残高
ご利用の金融機関に住宅ローンの残高がある場合は、金利が優遇される場合があります。優遇される金利は金融機関によって違いますが、三菱UFJ銀行の場合は0.5%優遇されるようです。

いかがでしたでしょうか。
リフォームローンの金利は、これらに該当することで相場よりもさらにお安い金利とすることができます。金融機関ごとに優遇措置が違いますので、詳しく調べた後に検討するようにしましょう。