リフォームローンの金利以外に目を向けるべき費用
リフォームローンにかかる費用は、借入金額と利息だけではありません。他にもかかる費用があるので、しっかりと目を向けるようにしましょう。
リフォームローンの金利以外にかかる費用について、まとめてみました。
事務手数料
事務手数料は、リフォームローンの中で見落としがちな費用です。
リフォームローンの事務手数料は、金融機関によって金額が設定されています。金融機関によっては、事務手数料だけで10万円以上もかかる場合もあります。
融資額の2%を手数料と設定している金融機関のリフォームローンの場合、500万円借入れすると10万円の事務手数料がかかるという計算となります。10万円も事務手数料がかかってしまったら、せっかく低金利の金融機関を選択しても返済額の総額が高くなってしまいます。
団体信用生命保険の有無
団体信用生命保険は、いわゆる団信といわれている生命保険です。
ローンを返済中に返済者が万が一のことで亡くなったり高度障害となってしまった場合、本人に代わって生命保険会社がローンの残高に相当する保険金を債権者に支払って、ローン完済とする保険です。住宅ローンを組む場合、ほとんどの人がこの保険に加入しています。
リフォームローンの場合も、金融機関によっては団体信用生命保険の加入を必須としている場合があります。この保険の加入の際、保険料を金融機関側が負担してくれることもありますが、契約者が負担をしないといけない場合もあります。その場合は、保険料の負担分支払額の総額が増えてしまいます。
団体信用生命保険の加入が義務付けられている場合は、支払いは誰なのかをチェックするようにしましょう。
そのほかの諸費用
そのほか、印紙代や登記費用など、諸費用が掛かる場合があります。これらの諸費用の内容は、金融機関によって異なります。
これらの細かい費用も全てチェックして、総額いくら必要なのかを把握するようにしましょう。
リフォームローンにはどこまで含まれているのかの確認
リフォームローンというのは、単純にリフォームにかかる費用のみをまかなうことができるものばかりではありません。リフォームローンの中には、リフォーム工事に関わる費用だけではなく、リフォームに関わる引っ越しなどの費用としても使うことができる商品もあります。
リフォームはちょっとしたリフォームから大がかりのリフォームまであるので、場合によっては短期間別の住まいを見つけないといけないこともあります。そんな時、引っ越し費用が含まれているリフォームローンであれば助かります。

いかがでしたでしょうか。
このように、金利の低さだけを重視してリフォームローンを選んでしまうと、保証料などの諸経費が高いことにより高額の支払額のローンとなってしまうことがあります。リフォームローンを組む際は、金利だけではなくこれらのポイントも十分に把握した上で契約するようにしましょう。